YATO

500年のCOMMONを考える

「YATOかわら版」第3号を発行しました

「YATOかわら版」の第3号を発行しました。今年度最後のかわら版です。

YATOかわら版について

 

今回は、忠生在住のまさこさん(87才)にお話をお聞きしました。かつての女性たちの暮らしぶりが見えるお話になっています。

YATOかわら版第2号は、中﨑透「アーティストトーク & YATOで何しよっか会議」初午準備でも配布します。ぜひお手にとってみてください。

 

 

「YATOかわら版」
編集:森若奈(「雛形」編集部
デザイン:根岸篤男(Aim Design)
木版制作:坂本大三郎
挿絵・見出し:やとっ子同盟

 

 

※やとっ子同盟とは、アーティストや年長者によるワークショップにこどもたちが参加し、忠生の歴史や文化に出会い、新しい遊びの開発や学びの場をこどもと大人が共に取り組む仕組みです。
活動の様子はFacebookページでご覧いただけます。

 

やとっ子同盟に参加してみたい、興味があるという方は、
詳しくは、こちらをご覧ください。

影絵ワークショップ2019の記録映像

2019年6月〜9月に行った影絵ワークショップの記録映像を公開しました。

影絵芝居「YATOの龍王」ができるまで、YATOの縁日での披露にいたるまでのやとっ子同盟の子供たちの活動が収められています。

 

 

映像:波田野州平

 

※やとっ子同盟とは、アーティストや年長者によるワークショップにこどもたちが参加し、忠生の歴史や文化に出会い、新しい遊びの開発や学びの場をこどもと大人が共に取り組む仕組みです。
活動の様子はFacebookページでご覧いただけます。

やとっ子同盟に参加してみたい、興味があるという方は、
詳しくは、こちらをご覧ください。

「YATOかわら版」第2号を発行しました

「YATOかわら版」の第2号を発行しました。

YATOかわら版について

 

今回のお話は、簗田寺の裏山に生えていた樹齢1000年のハリギリの木と、そこに毎年子育てをしに帰ってくるフクロウのお話です。

YATOかわら版第2号は、「YATOの年の瀬2019」でも配布します。ぜひお手にとってみてくださいね。

 

 

「YATOかわら版」
編集:森若奈(「雛形」編集部
デザイン:根岸篤男(Aim Design)
木版制作:坂本大三郎
挿絵・見出し:やとっ子同盟

 

 

※やとっ子同盟とは、アーティストや年長者によるワークショップにこどもたちが参加し、忠生の歴史や文化に出会い、新しい遊びの開発や学びの場をこどもと大人が共に取り組む仕組みです。
活動の様子はFacebookページでご覧いただけます。

 

やとっ子同盟に参加してみたい、興味があるという方は、
詳しくは、こちらをご覧ください。

やとっ子同盟あつまれ!

YATOプロジェクトでは、こどもたちがYATOの年長者やアーティストに出会う場として、ワークショップやイベントを不定期で行っています。

このプログラムに集うこどもたちを「やとっ子同盟」と呼び、こどもたちが忠生の歴史や文化に出会うきっかけとなることを目指しています。

新しい遊びや学びの場を、こどもと大人が共につくっていく取り組みです。

 

1つ目のやとっ子同盟のプログラムとして、影絵のワークショップを行い「YATOの縁日2019」で影絵芝居を披露しました。その様子はYATOのfacebookページでご覧いただけます。

 

 

影絵ワークショップの様子

 

YATOの縁日で影絵を披露しました

 

 


◯やとっ子同盟のこれから

 

2020年1月13日(月・祝)に、映像作家の波田野州平さんによる映像ワークショップを行います。※詳細はこちら

 

その他にも、落ち葉かきと焼き芋づくりといった季節の遊びや、かわら版づくりワークショップ、忠生リサーチワークショップなどを予定しています。

 

 

◯やとっ子同盟の参加条件

 

小学生

 

 

◯やとっ子同盟になるには?

 

ワークショップ等のやとっ子同盟プログラムに参加すれば、やとっ子同盟の一員になれます。

 

◯やとっ子同盟に参加してみたいと思ったら

 

やとっ子同盟プログラムやイベント情報をメーリングリストで配信しています。登録をご希望の方は、お問い合わせページよりご連絡ください。

※お預かりした個人情報は事務局にて厳重に管理し、本事業の運営及びご案内のみに利用いたします。

 

プログラムに参加してくれた皆さんには「やとっ子同盟」として、冒頭の同盟バッチをお渡ししています!

 

 

本プロジェクトは「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、社会福祉法人東香会

谷戸の物語02 聞き書き ー朝の眼、夜の眼ー

「谷戸の物語02」では、簗田寺の住職の奥さまである齋藤美智子さんに、40、50年前の忠生がどんな風だったのかお話を伺いました。ここではその聞き書きの一部を掲載します。

 

「谷戸の物語」について

谷戸の物語01 聞き書き ー水車ー

 

*ポストカード「谷戸の物語」の文章は、地域の方に聞いた話を元に執筆しています。制作にあたり行った聞き書きを、このウェブサイト上で紹介しています。

朝の眼、夜の眼

 

45年くらい前にここ(簗田寺)に嫁いできてまず驚いたのは、道がないことでした。あっても、本当に車輪がはまっちゃうような、車も通れないような道がお寺の前に1本だけあって、お寺の参道みたいなものと、幼稚園に上る道ぐらいしかなくて。私が生まれ育った秋田県では、大通りに住んでいたこともあって、こういう雰囲気を味わったことがなかったから、騙されたという感じで…(笑)そのときはなんだか寂しい気持ちでしたね。

 

でも、その代わりと言ったら変なんだけど、タヌキやらキジやら、動物たちが生活の中に現れてきて。強烈だったのはガマカエル。こどもの頭ぐらいあるようなカエルが、のっしのっしのっしって普通に目の前に出てきて。あと、子猫みたいなものすごく大きなネズミが物置きにいたりとか。本当にこのあたりは、山の中にポンと入ったような、鬱蒼としたところでした。

 

農家の方々がときどき来て話をしてくれる中では、狐の嫁入りみたいな火が出るとか、植えたお芋が全部なくなっちゃって、それはタヌキのせいだとか、ムジナのせいだとか、いろいろと動物たちが犯人にされていました(笑)。
私もムジナを実際には見たことはないのね。でも、タヌキみたいに、人を化かすんだって聞いていて。「あっちだよ」って言ってあっちに行くと、全然違ったりすると。

 

私も山の中に入ったときに、「こっちかな、あっちかな」とウロウロしたときに、なんとなく「そっちそっち」という感じがして行ってみると、そうじゃなかったりして。「実際にこういうことがあるんだな」という実体験なんだけど。深く入りすぎちゃったというか。空から見たら、本当にわずかな敷地の中でウロウロしてたというね。

 

 

台所に朝から晩まで立っていたんだけど、毎日必ず蛇口のところにちっちゃな緑ガエルが現れて。私が台所にいる間ずーっとそこにいたの。そのカエルさんと、「おはよう」って話したりして。この話だけでも、そこがどれだけ静かだったかということが想像つくと思うんですけど。

 

その後はこどもができて、どんどん賑やかになっていくので、そういう動物たちとの静かな期間は3〜4年ぐらいだったんだけど、私の中ではものすごく長い年月に感じます。

 

 

写真:波田野州平

「YATOかわら版」第1号を発行しました

YATOの活動の中で大切にしている、学び、伝え継ぐことについて、昨年度は聞き書きをもとにした小さな物語と写真を組合わせたポストカード「谷戸の物語」という形で、発信を行ってきました。

 

「谷戸の物語」を作る中で聞き書きした話は、私たちの想像を超える面白さで、それをもっとこどもたちにも伝わりやすい方法で残していけないかと考えて、忠生地域の小学校等で配布する、こどもたちに向けた「YATOかわら版」の制作に取り組むことになりました。

 

YATOでは「500年」という時間の尺度をもって考えることを一つのテーマとしているので、名前も「新聞」より古くから存在していた「かわら版」として、木版で題字や枠を制作しています。

紙のかわら版は残らなくても、版木自体は500年を超えて残るのではと考えてのことです。

版木の一部は、簗田寺の裏山に1000年生きたハリギリの木(嵐に遭って倒木した)を使い、山形県で山伏として活動する坂本大三郎さんに彫っていただきました。

 

今年から発足したYATOのこどもチーム「やとっ子同盟(※)」では、9月の縁日に向けた影絵のワークショップを行っている最中ですが、YATOかわら版の見出しの文字や挿絵は彼ら、彼女たちに協力してもらいました。活動の様子も少しだけ紹介しています。

 

映像作家・波田野州平さんによる連載「わきめをふろう」は、Instagram「まちだのきろく」から端を発したコーナーです。キョロキョロしながらまちを歩くと、いつもは見逃してしまうものに、ひょこっと出会えることがあるかも・・・ということで、忠生散策の中で出会った絶妙な風景を、これからも紹介していく予定です。

 

YATOかわら版は、YATOの縁日でも配布します。ぜひお手にとって見ていただけたらと思います。

なお、第2号は2019年12月頃の発行を予定しています。

 

 

 

「YATOかわら版」
編集:森若奈(「雛形」編集部
デザイン:根岸篤男(Aim Design)
木版制作:坂本大三郎
挿絵・見出し:やとっ子同盟

 

 

※やとっ子同盟とは、アーティストや年長者によるワークショップにこどもたちが参加し、忠生の歴史や文化に出会い、新しい遊びの開発や学びの場をこどもと大人が共に取り組む仕組みです。
活動の様子はFacebookページでご覧いただけます。

クロストーク「東京の場所と物語に触れる」に登壇しました

アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画主催によるクロストーク「東京の場所と物語に触れる」に、YATOプロジェクト代表 齋藤紘良が登壇しました。

 

「東京ステイ」を主宰する石神夏希さん(NPO法人場所と物語)との対談で、YATOで考えていることやそれを体現する活動についてお話しています。

 

開催レポートが公開されましたので、ぜひご覧ください。

 

>> 開催レポート:クロストーク「東京の場所と物語に触れる」(東京ステイ×500年のcommonを考えるプロジェクト「YATO」)

Instagram「まちだのきろく」始まっています

忠生地区周辺でフィールドワークしながら発信する「まちだのきろく」を、YATOのインスタグラムで始めました。

 

映像作家 波田野州平さんの独自の視点で切り取られた風景は、見慣れた場所ながら全然知らない場所のように感じられ、新たな視点を与えてくれます。

また、「町田市史」(上巻 昭和49年、下巻 昭和51年発刊)に収録されている、たくさんの興味深い記録からの抜粋も紹介していきます。

 

今後も更新していきますので、ぜひご覧ください。

 

https://www.instagram.com/yato500net/

 

 

 

 

 

撮影:波田野州平

YATOの活動紹介リーフレット

YATOの活動紹介リーフレットを作成しました。

「学ぶ・集う・伝え継ぐ」というYATOが大切にしていることや、これまでの活動の様子を紹介しています。