YATO

500年のCOMMONを考える

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YATOについて

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500年のcommonを考える

“YATO” = 谷戸は、丘陵地が侵食されて形成された谷状の地形、そしてその土地に根ざす農業や生態系を指すことばです。このプロジェクトは東京都町田市の谷戸・忠生(ただお)地域を拠点に、長い時間をかけて形成されてきた土地の歴史や性質を知り体感する活動を重ねながら、今後500年間続く文化催事の構造を設計していこうとする試みです。

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簗田寺について

寛永6年(1629年)に建立された東向山簗田寺(とうこうざんりょうでんじ)は、東京都町田市忠生の閑静な森と、豊かな湧き水に恵まれた寺院です。広々とした境内には、当寺を建立した簗田家の墓所や、開創にまつわる伝説のある龍王ヶ池などが点在し、花や鳥、虫たちが季節の移ろいを知らせてくれます。また地域に根ざした寺院として、日曜参禅会や文化講座、音楽イベントなどの文化・社会事業も積極的に行っています。

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大切にしていること

日常から離れ悠々とした時が流れる自然環境の中、継続的に深く豊かさに触れていくことで、心の余白と思いやりのある心が育まれます。自然の一部として呼吸をすること。他者との関わりを通して自己と向き合うこと。今ある仕組みや立場にとらわれず心地よい感覚を見つけること。わたしたちの「これから」を捉えなおす取り組みは、このようなことを大切にして、響き合い循環する社会へ繋がってゆきます。

代表より

本サイトにお越しいただきありがとうございます。YATOプロジェクトの舞台となっている町田市忠生の簗田寺周辺では、歴史の中でおおよそ500年ごとに何かしらの変化があったようです。今から500年ほど前にも変化がありましたし、500年後ももしかすると変化があるかもしれません。今はちょうどその間の渓谷にいるような気分です。おそらく次の変化の時に私はこの世にはいないと思いますが、これから先の500年間で、この忠生地域に関係する人と人とのつながりを記録し世代のバトンタッチを繰り返しながら建設していけたら面白いと思っています。

東向山簗田寺 副住職 齋藤絋良